今回は、教育学部3年のR・Sさんに御寄稿頂きました。
その積極的でまっすぐな姿勢が良く伝わってきます!
先生になりたい
私の目指す職業は、教師です。
この目標をもとに、大学と学部を決定しました。
所属学部が定まった現在では、学部の授業と共に教職の授業も履修しています。
今回は、教師を目指すきっかけ、理由、それから教育に関連する経験を述べたいと思います。
「学び合い」の授業で教え方上手いね」と言われたのをきっかけに
教師を意識するようになったきっかけは、随分と昔に遡り、小学校時代にありました。
当時、先生の方針で「学び合い」に近い授業が展開されていて、クラスメイトに教える機会が多くありました。その時に、「教え方うまいね」と同級生に言われたことが、教師を意識する最初のきっかけでした。
そこから漠然と教師を将来の夢としていましたが、大きな意識改革は海外滞在の際にありました。
海外で過ごした時に教育の違いを体感して
小学校から中学にかけて2年間、シンガポールで過ごし、現地ではインターナショナル・スクールに通っていました。
その後、日本に帰国し、日本の中学校に通い始めた際に、シンガポールでの教育と日本での教育の差異を身をもって体験しました。
具体的には、日本の方がなんだか縛りが多いなという印象でした。例えば、席順が決まっていたり、1日の終わりのホームルームがあって最後の授業の後は自由解散ではなかったり、という縛りに転校初日に違和感を感じました。
このことをうけて、「教育って国によって違うんだ、面白い」と思うようになり、ますます教育に対する興味が強まりました。
そして、中高時代で様々な先生にお世話になりながら、自分はどのような教師になりたいのか、考えを巡らせていました。
「物事を多角的に見える人材」を育成したい
教師になる理由のうち、長い間自分の心の中にある理由は、「物事を多角的に見れる人材を育成したい」という思いが基になっていると思います。
「社会の中で生きる」ということは、人間の共同体、つまり他人=異なる思想を持つ人々との関わりなしには不可能であると感じます。グローバル化が進行する現在では、もはや「異なる思想を持つ人々との関わり」というものは不可避でしょう。
そのような自身とは異なる感覚を、自分の中に内面化せずとも、真っ向から否定することなく、「そういう考え方もできるんだ」と受けいれることのできる人材が、現在の世の中では必要とされている、と強く感じています。
そのような人材育成に少しでも貢献できたらと考えています。
私の世界を広げたUAE
さて、これまでの教育関連の経験ですが、必ずしも教育関連に狙いをつけて行動していたわけではない、と思います。
東京大学のプログラムの中で印象的だったプログラムを一つ選ぶとすれば、体験活動プログラムの一環で行ったUAE(アラブ首長国連邦)プログラムでしょう。
ただUAEに行きたくて参加してみたプログラム
このプログラムは、内容面では一見何も教育と関係のないものになっています。工学部の教授が企画・運営・引率をしていて、内容も工学系のものがほとんどになります。ですが、私はなぜかここにチャンスを見出しました(笑)
「工学部と言えば、自分にとって未開拓地の分野だ。将来自分の生徒となる人たちがこの分野に興味を抱くかもしれない。だったら、工学系の知識を、せめて工学に関連する経験を持っていたら、進路指導に役立つかもしれない」と、自分がUAEに行きたいのをいいことに、都合よく考えました。
実際そのプログラムに行ってみると、自分の期待する以上の経験をしました。1週間以上の滞在もあっという間に過ぎていきました。
また、プログラム内で企画されていた企業訪問などを通して、今まで自分が知らなかった業界をより知る機会となり、自分自身の中で今でも勝手に進路指導と関連させて考えています。
内容は工学系のものであったとしても、決して他の分野に応用できないということはないんだなと考えさせられました。
夢に正直になろう
ここまで長々と自分自身について述べてきましたが、問いかけは一つです。
「自分にとっての夢とは何なのでしょう」
その夢に向かって一緒に突き進みましょう。
そして、たまには立ち止まって、新しい視点を獲得するためにも、自分の専攻分野や興味対象とは異なるかもしれないものも、拾い上げてみても良いですよね。
将来にとっての気付きや発見を1つでも多く得ていきましょう!
りえさん、ありがとうございましたー!
夢に正直に生きる人って輝いていますよね~!
そして、このプラットフォームが生んだ素敵な出会いに感謝です。砂漠トークが出来て嬉しかったです!笑
まだまだ!
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