芸術学科の彼女とファッションを哲学的に考える。ディスアドバンテージを生かすとは?

今回は、ご紹介を受け、東大文学部 思想文化学科 美学芸術学専修4年の原田美緒さんに記事をお願いしてみました!

芸術学を学び、ファッションを突き詰める美緒さんが、「ディスアドバンテージを生かすファッション」について語って下さいます!

 

みなさん、こんにちは!
文学部4年の原田美緒です。

私の専攻は「美学芸術学」です。ファッションについて研究したくてこの学科に来てしまいました!
p.s. 研究対象は今はファッションとは異なる事をしているのですが、これについてはまたどこかで!

「美学芸術学」はあんまり聞きなれない名前の学問だと思いますが、一言で言えば「哲学」です。哲学の中でも、人間の感覚や、芸術について取り扱っています。
やたらごつい名前ですが(笑)、私は主に「ファッションに限らず、芸術が社会にどのように関わってるか」について勉強しています。

そんな私はファッションが大好きなので、今回はファッションについて語らせて頂きたいと思います。

 

どうやら、私はファッションが好きなんですー!

唐突ですが、私はファッションが好きです!

小さい頃から、服に対するこだわりがすごくて、サングラスをかけたり、オーバーオールの肩の部分にお守りをつけたりしていました(笑)

そして、幼稚園のころからファッション雑誌を集めるのにハマり、小学校入学と同時にメイクをし始めたわたし…

今も昔も、勉強以外は服のことしか考えてないかもしれません(笑)

 

わたしのファッション観に新たなスパイスを加えた東京

さらに洋服好きに拍車がかかった契機が、東京に引っ越したとき!

信号機がない田舎から東京に来たとき、びっくりしたのが「古着屋さん」の多さ。そこから「古着」の魅力にどんどん取り憑かれていきます。

古着は汚いというイメージがある方も多いかと思いますが、わたしは古着を着ることで自分も歴史のコンテクストに置かれたような不思議な感覚を覚えられて、大好きなんです。

 

ファッションを哲学的に考える

ところでみなさんは、ファッションをどんな風に考えていますか?

私は、高校生まで、ひたすら可愛い洋服を着ることに重きを置いていました。

でも、大学生の時友人から教えられた哲学者・鷲田清一さんのファッション論に影響を受けて(その中でも私のお気に入りは『ひとはなぜ服を着るのか』。哲学的にもとても興味深いので、よかったら是非ご一読を!)、「わたし」を形成するものとしての「ファッション」に意識を向けるようになりました。

アジア人の私だってクールなファッションを楽しむなら、、、

アジア人が「洋」服を着るのは割とハード

よく友人とファッションについて話していると、気づくことがあります。

それはアジア人が欧米人よりも圧倒的に服を着こなすための条件に欠けているということです。

まあ当然ですよね。「洋」服ですから。

最近ではコム・デ・ギャルソンや、sacai、ヨージヤマモトなど名だたる日本人ブランドが台頭して来ました。

しかし、コレクションはパリやロンドン、ニューヨークが舞台。
コレクションを着て白人モデル(たまに黒人)がランウェイが闊歩するのをよく見ますよね。

じゃあ和服を着ればいいじゃんと言っても、そう簡単にはいかず…(高価だし、締め付けがきつい!うごきづらい!!!)

やはり「洋」服は欧米のものなのか…。

でも、洋服はやっぱり可愛いし、着たいですよね!

アジア人の私のディスアドバンテージを逆手に取る

そこで、私は、そのディスアドバンテージを逆手に取ればいい!と考えます。

現に私はそのディスアドバンテージを活かしてファッションを楽しんでいます!

私が悩むディスアドバンテージは3つ!

・グラマラスじゃない
・背が低い
・ホリの深くない顔

そこで、私がこの3つの点を克服、あるいは利用するために着ている洋服たちを紹介します。

貧弱な体を逆手に取るワンピース

私はグラマラスからは遠く離れている人間です。
特に上半身が本当に弱々しい。

それを逆手に取るのがこのワンピース。

この胸の部分、帽子のキャップの前の部分を使っているんです。面白いデザインですよね。

それだけでなく、この肩のパッド!
これでもかと主張してきます。この部分こそ、私のディスアドバンテージを逆手に取るポイント。

体が貧弱だから洋服は似合わないっていうけど、最近のコレクションではモデルはガリガリだからいいんじゃないの?って思うかもしれませんが、モデルさんたちは肩がしっかりしてるからだらしなく見えないんです。
でも、私の場合「なで肩」なので、ダボっとしてる服を着るとだらしなく見えます。

そこで重要なのが、「肩」のパーツの作り。
この肩パッドはいい塩梅でバブルっぽくならず、そして、だらしなく見えるのを防いでくれています。

onepiece: OTOELOGY

 

背の低さを隠す小物

私は157cmで高いのか低いのかよく分からない身長なのですが、やはり170cmの人が着る洋服はスタイリッシュでかっこいいですよね。

そんな私ならではの背が低いのを克服する方法とは、、、

それは「頭にポイントを持ってくること」

わたしはよくこのベレー帽を冬にかぶっています。
帽子だけでなく、めがねやピアス、指輪などの小物で遊ぶのも楽しいです。

beret: CA4LA

 

淡白な顔にこそ似合う色

私は鼻が低くて、the アジア人の顔立ちです。

でも、私は思うんです。
顔が淡白だからこそ、「黒」が似合うのではないか、と。

私はよくこのコム・デ・ギャルソンのトップスを着ています。

コム・デ・ギャルソンの洋服はもはやアートです。
このアートな服は(川久保玲が日本人なのもありますが)アジア人だからこそトゥーマッチにならず、着こなせるのではないかな、と思います。

top: COMME DES GARÇONS

 

ファッションは自分との対話

上で、服は『「わたし」を形成するもの』、と言いました。
私は服を通して、自分の身体を認識し、嫌な部分を克服したり、それを利用したりすることをしています。
つまり、ファッションを楽しむことは「自分との対話」とも言えるのではないかな、と思います。

今日はファッションとほんのちょっと哲学について話してみました。

ちょっとでもファッションの楽しさが伝わっていれば幸いです。

 

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美緒さん、ありがとうございましたー!
ファッションってこうやって考えると、「自分との対話」を通して、自分を深く知る営みなのですね。「なぜ、自分はこの服を着たいと思うのだろう」って考えると、自分がどう見られたいのか、どうなりたいか、が見えてきそうな気がします。
また、ディスアドバンテージを生かす、といった視点など、ファッションは普遍的な概念を体現している部分もあるのかもしれません。

でもでも、アジアのお洋服もめっちゃ可愛いです♡
普段着のレベルでは、全然欧米に負けてないと思いますよー!笑

 

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