「直観に従って動き続けようぞ友よ」1年で4か所留学した彼女のメッセージが背中を押します

今回の話者は、1年で世界4か所に留学に行った塘田明日香さん。
そんな彼女のメッセージは「直観に従って動き続けようぞ友よ」
留学は、明確な目的がないと行くべきではない!?いえいえ、まずは踏み出すべきでしょ!

1年で4か所の留学とは?

私の留学では、デンマーク、アメリカ、台湾、中国大陸と、約1年で4カ所に行きました。

それぞれ全く違う経験をしています。デンマークではホイスコーレと呼ばれる北欧独自の成人教育機関に2ヶ月間滞在し、アメリカではアメリカの大学によくあるエクステンション制度を用いて4ヶ月間UCLAに留学、台湾では1ヶ月間中国語の語学留学をし、中国大陸では2ヶ月間英語によるインターンを行いました。

 

留学の目標は設定していませんでした。

こんな風に多くの国・地域に留学して、「目標は何なのか」と問われても、実は留学の目標は全く設定していないのです。

目標は明確な動機があって生まれると思いますが、正直なところ今回の留学の動機自体も「憧れ」と「不安」という漠然としたものに過ぎませんでした。

もちろん対外的にはそれっぽいことを述べていますが、結局は、海外長期滞在という想像してもしきれないものへの純粋な「憧れ」・大学3年間分かりやすい対象に打ち込んできて、立ち止まらずにそれっぽい進路を行くことへの漠然とした「不安」…この2つに尽きます。

こんな状態で未練を残しながら社会に出るよりは、1年落としリスクを負いながらも後悔のない生き方をする方がずっと良いと思い、踏み切りました。

なおこの4か所を選んだ理由としては、デンマークは自分のそれまでの活動もあってホイスコーレの制度自体に興味があったから。アメリカは奨学金の都合上学術レベルの高い大学に行かねばならなかったから(笑)。台湾は二外の中国語を伸ばしたいから。中国は純粋に英語でインターンをしてみたくて東大が丁度よいプログラムを提供していたから。
というこちらもなんとまぁ何とも情けない動機になります。

ただしその一つ一つの地域で行ったことは元々決めていたことに限らず、その場その場で様々雑多に行いました。アメリカでは現地の日系企業での週2のインターンや1週間のデイケア施設でのボランティア・友人との旅行・恋愛(笑)。台湾では現地の友人との語学交換や日本人向けバーでの週2のバイト。中国大陸では現地で働く日本人の飛び込み訪問や読書・ひとり旅をしていました。

 

留学での学びと将来の展望

そんな曖昧な状態での留学で何を得たのでしょうか。

あえて一つ将来の進路に繋がる観点を書くのであれば、自分の純粋な興味の行き先です。

私は留学前、日本に来日する海外大生のための日本紹介プログラムをつくる団体や、高校生に将来を再考してもらうきっかけとなるサマープログラムをつくる団体に所属して、企画・国際交流・教育といった観点で課外活動をしていました。

しかし、活動をしている最中もうまく言語化できない違和感がありました。そんな中で留学をし、雑多に様々なことに取り組む中で、自分の純粋な興味がざっくりとエンタメに行き着くことが分かったのです。

それを契機に帰国後のインターンシップ(株式会社ドワンゴにおけるニコニコ超会議の企画運営のインターンシップ)に応募し、採用されました。

そして8ヶ月間純粋な興味に従事する中で、留学前には見えなかった、自分がこれからしばらくは人生をかけて従事したい領域(エンタメにおける文化=居場所づくり)が何となくではあるが見えました。

留学前はニコニコ動画には全く興味はなかったし、超会議という存在すらも知りませんでした。そこに到達できたのは、違和感のある状態から、直接的な目標を設けずに、留学の中でその時その時の純粋な感情に従えたからだと思っています。

 

目標がない留学でも、一歩踏み出すが勝ち

世間一般では、「留学は目標設定しないと失敗する」と言われがちですし、私の価値観に否定的な人もいるでしょう。
確かに明確な目標がある方が突破力があり、逆にそうなりきれない自分に劣等感を覚えることもあります。

でも、私が留学で以前は見当もつかなかった観点を得られたのは、留学前にで目標とその手段を明確に設けなかったからこそなのです。

だから、明確な動機や目標がないこともそれはそれで良く、何よりもちゃんと自分の純粋な”やりたい”の感情に従って、周囲の目を気にせず動き続けられるのなら道は開けてくるのでは、と今は考えています。

この場で伝えておきたいメッセージ

というわけで、くどいようですが今回伝えたいことは、

「直観に従って動き続けようぞ友よ。
何かやりたいことがあっても、明確な動機や目標がなくて動けない人がいたら、そんなことお構いなしにやってみて欲しい。そうすれば新しい景色が見えてくるはずだから。」

ということです。

目標なんて結局行動する上で自分の背中を押す手段でしかありません。目標が明確になくとも、ちゃんと自分で動き続けられるのではれば、道は開けてくるはずです。

なお今回私にとってこの対象がたまたま留学であっただけで、これは決して留学に限った話ではないと思います。対象が何であれ、自分自身の尺度で納得できる人生をおくるためにも、世間体や常識といった理屈で自分を押さえ込むのではなく、やりたいことはとりあえずやってみるのはいかがでしょうか?

 

 

明日香さん、ありがとうございました!

同じ時期に留学をした身として、Coolな明日香さんにすごく共感してしまいました。
まさに、私のモットーでもある「やらない後悔よりやった後悔。迷ったら前へ」ですね。

「留学する目的が見つからなくて、、、」っていうのを、一歩踏み出さない事の言い訳にしない方が良いのではないかな、と思ったりします。
若干20歳の時点で、明確な人生の目標とそれに繋がる留学の意義みたいなものがはっきり見えていたら相当すごいと思います。

明確に見えてない部分があっても、とにかく新しい世界に一歩踏み出してみて、0ベースで失敗も苦労もしながら、全身で楽しみ切れたら大成功!くらいの気構えで、一歩ずつ前へ、というのが私の考えです!笑

 

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