理科一類1年の広瀬凜です。
前回の浪人のススメ1では、哲学編として、浪人中の気づきを書かせて頂きましたが、今回は、具体的に浪人時代の勉強をお伝えさせて頂きます。
浪人した奴の勉強法なんか参考にならないわーと言う人はお読み飛ばし下さい笑
浪人生にとっては少しは参考になるんじゃないかと思います…‼︎
<勉強編>
自分の穴に徹底的に向き合うところから
まず浪人生のみなさん、私たちは一度失敗しているということを忘れてはいけません!
つまり、これまでの勉強法は何かしら間違っていたわけです。
私はそこを根本的に修正できないまま問題演習ばかり積んでも誤った方向に猛進するだけだと思ったので、夏まではひたすら予備校の授業の復習をしていました。先生たちの言うことやテキストの内容に極力自分を合わせていって、自分の内部の誤りを浄化しつつ土台を固めていくイメージです。
あとは客観的に自分を見てもらうべく、親しい先生のところによく行って、自分の良くないクセ、足りないところの指摘やアドバイスをもらっていました。
この姿勢を続けた結果、毎日自分の穴にどんどん気付き、しかもすべての授業が目から鱗の連続で(一度やった範囲だから新しく学ぶことなんてないと思っていたのに)、夏までは正直浪人生活が楽しくて仕方ありませんでした。
足りないところはつまり伸ばせるところなので、まだ成績伸びる余地あるんだ…!という思いがモチベーションにもつながりました。友人にも恵まれたのもあると思います。
辛かった後期
大変だったのは後期に入ってからです。
まず模試ラッシュで毎週のように自分の成績と直面するうえ、テキストの難易度もあがり、前期ほどの伸びもなくなってきます。時間的に試験に近づくということもあり、精神的余裕もなくなります。
部活を引退して一気に勉強し始める現役生などの成績が伸びてきて、判定も出づらくなるので、多くの浪人生がスランプに陥ります。
例にもれず私もその1人でした笑
特に辛かったのは、秋の東大実戦模試(東大受験者の方なら分かると思いますが、本番に最も近いめちゃくちゃ大事な模試です)で、なんとC判定を叩き出した時です。浪人生でこの時期にこの成績はかなり絶望的です。自分自身に加えてそれ以上に家庭内が壮絶なことになりました。ここでは詳細は割愛しますが、過呼吸になりかけたりしたのは生まれて初めてでした^^;
心に刻まれる受験のパラドックス。「悔いを残さない事」だけを考えて
この時期はどんなに勉強しても不安が消えることがなく、とはいえできることは勉強しかないのでひたすら勉強してました。
予備校の先生の話で一番心に刻まれている言葉があります。
「どんなに本番緊張して頭が真っ白になっても手だけは動いて受かるくらい勉強して実力をつけなさい。でもそこまでいった人は逆に本番緊張して頭が真っ白になるなんてことは起きない。これが受験における最大のパラドックスだ。」
この言葉をもとに、私はとにかく「悔いを残さないこと」をテーマに勉強を続けました。
具体的な内容としては、ミスノート(間違った問題を集めたノートです)を全科目において作ること、模試の復習は丸1日2日かけて徹底的にすること、授業重視の姿勢は変えず一つも授業を切らないこと、教材は予備校の物と過去問しか使わないこと、です。
一方息抜きで週一でランニングをしたり音楽を聴いたりしていました。体力が落ちまくっているのでランニングはいつも辛かったですが笑
センター終わってからの試験期間は本当に一瞬で過ぎてしまいます。受験校が多い浪人生はなおさらです。
私はここまでやってなお、最後の最後まで自信を持つことはできませんでした。
よく言われることですが、一番大事なのはやはり、結果がどちらに転んでも浪人生活に悔いなし、と言えることじゃないでしょうか。
どう自信をつけるかではなく、自信がない自分とどう付き合っていくかです。そのためには毎日淡々と地道にやるべきことをこなすしかないと思います。
浪人も悪くない!前向きにチャレンジ
と、ここまで色々勉強法や私の体験談を語ってきましたが、人によって状況は様々ですし、合う勉強法も異なると思います。
なのでまずは色々試行錯誤して頑張って下さい…!私にできることは少ないですが、全力で応援しています!
私自身も今新しい環境でもがき続ける毎日ですが、浪人時代に感じた教育の大切さと感謝の気持ちから、将来は教育や社会貢献に間接的に繋がるようなことをしたいと考え、色々とチャレンジしているところです。
私の話が少しでも皆さんの励ましや力になったら嬉しい限りです。望むべくは浪人の実態について多くの人に知っていただけたらと思います。
ここまで読んで頂き本当にありがとうございました‼︎
凜ちゃん、ありがとうございました!!
いや、哲学編の気付きも、勉強編の困難の乗り越え方も、1年生なのにすごく大人でびっくりしました。
典型的な現役生の私が軽々しく浪人をすすめられるわけではありませんが、浪人の1年間は、人生において絶対に無駄にならない、人を大きくさせる1年だと心から思いました。
だから、浪人生の皆さん(もちろん現役生のみなさんも)、最後まで自分のすべてを出し切って下さい!!
最後は、春が待っています。
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「【続・浪人のススメ】雨の日も、風の日も地道に。(具体的な勉強編)」に2件のコメントがあります