「想いを形にMake It Happen」
9月26日「Girls Be Ambitious!」がプロデュースした、女子も着たい’可愛いUni T’が発売されました。
知性が垣間見える学帽を被った女性のシルエット、
そこから羽ばたく鳥たちは、未来に羽ばたこうとしている私たちを、
そしてその鳥たちが作るハートは、創り上げたい愛の溢れる社会を象徴しています。
今回は、代表の中小路が、このTシャツに込める思い、そしてこのプロダクトが世に出るまでの秘話(?)をお話します。
―どうしてTシャツを作ろうと思ったのか?
経緯といえば、割と突発的だったのですけれど、先日香港の街を歩いていた時に、前から‘University of Beijing’って書いてあるTシャツ着て歩いてる女の子3人組とすれ違ったのです。
「お、北京大学か~我々のライバルですな」と思ったのですけれど、そのTシャツがイケてなかったのですね。で、ふと、そういえば東大のTシャツってあったのかな、と思って調べてみたら、これがイケてないイケてない。
欧米の大学は、大学ブランドのすごく素敵な商品たっくさんあるんです。私がカナダのブリティッシュコロンビア大学(UBC)に留学してた時なんて、学生みんなUBCのTシャツやパーカー着てて、可愛いグッズも沢山あったのです。
自分の通ってる大学じゃなくても、遊びに行ったハーバードとかUCLAとかでも常にバーシティグッズは買ってました。
だから、じゃあ、東大Why not?って感じでした。
ちょうどメディアの成長と共にコミュニティが出来てきた所で、オフラインでもイベントとか色々動き始める一方、メディア自体でマネタイズするのは中々win-win-winにならなくて難しいな、と思ってた所だったので、女子も着たい‘可愛いUniversity Tシャツ’作ったら良いんじゃないかな、と思いました。
っていうのが経緯ですけれど、まあそれだけだとさすがに動けないわけです。
実際、5人くらい仲の良い友達に、LINEで熱っぽく「東大Tシャツ作ったら良いと思うんだけどどうかな」って聞いたら、すんごく微妙な反応されて。一人は、露骨に「誰も着ないよ」って言ってアクセサリー提案してきてくれてw しかもご丁寧に絵まで描いてくれてw(これ結構可愛いの。)
でもやっぱり「何か手で触れるプロダクトが欲しいな」~って思ってたのです。やっぱり人の意識とかってオンラインだけでは限界がある気がするんですよね。
で、9月前半に放浪の旅から帰国して、劇的に暇になって(この期間狂ったように中国語勉強してたのですけど)友達にちろちろって商品企画のこと言っていたら、デザイン出来る子がいるってなって、「ちょっとやってみるか~」ってなったわけです。
ま、一応きちんと目的が大きく2つあって、それは
ブランディングの強化と、メディアとのシナジー効果です。
―Tシャツに込める思いとは?
まず、女子学生や同世代の若い女性に対して、「Girls Be Ambitious!」ってことを堂々と訴えたい、と思っています。
日本では女性は能力を隠す事が美徳とされていたり、ambitiousである事が煙たがられり、「東大女子です」っていうのがはばかられて、多くの人が大学名を隠したがる。
これってすっごく生きづらいわ~って思っていたのです。
わたしが海外のバックグラウンドがあったりした事も大きかったのですが、向こうではSmartな女性ってとってもappreciateされるし、出来る事を出来るっていうのです、当たり前ですけど。
だから、「私たちもっと自由に輝いて良い!」「夢を追いかけるってすごく素敵」って私自身が強く思う所があって、それをストレートにTシャツにした、という感じです。
服って不思議で、心に影響を与えるんですよね。それから、一番人目に付く。だから、最初はTシャツにしようかな、と思いました。このTシャツを通して、「Girls Be Ambitious!」を伝えたいです。
もう1つ、本気で頑張る高校生に届けたいな、と思っています。簡単に言うと、合格祈願ですね。
思い返せば、自分が受験生だったころ、合格グッズみたいなのを持つことで、なんか勇気づけられたりしたじゃないですか。
あれって、もう本当に本気で頑張っていて、一方で不安があって、でもその努力に対して自分自身、嘘偽りがないから、合格グッズみたいなのにちょっと心が支えられるんですよね。なーなーにやってたら、合格グッズなんかで元気になる事がない、単なるプレッシャーになると思います。
でも自分自身、こういう小さい物でちょっと勇気づけられたりした事があって、だから本気で頑張ってる子を少しでも背中を押してあげられたら、すごくうれしいです。
別に外で着なくても家で勉強してる時に着たり、お部屋に目標の紙みたいにかけて置いたり、普通に可愛いから普段着として着てくれても良いし、目指してる子にプレゼントしたって良い。疲れてる時に、「これ着たいな~」って思ってもう一息頑張ってくれたら良いな。
わたしは、全然東大が絶対だとは思ってなくて、別に東大に入れなかったからって何でもない事だと思ってるんです。でも、本気で頑張るってすごく素敵な事、努力って本当にかっこよい事だから、今この頑張り時に、全てを出し切って頑張って欲しい、って心から思います。
―Tシャツが出来るまで
あーこのプロセスは、割と、はちゃめちゃ感Maxでした。笑 完全フロー状態。
わたし、割といつも見切り発車で、物事を一気に進めるのが好きなんですよね。これ、ほんと大人にならなきゃいけないなって自身の課題でもあって諸刃の剣なんですけど、えいやってビッグピクチャー描いて、人をきゅいーんって巻き込んで、全方位的に出来る事は順番考えず一気にやって、6-7割くらいの出来でもどんどん前に進める。
今回も、このくらいの市場規模で、こういう人たちが買ってくれて、こうなったら良いなっていうのが(自分では)見えて、ぐっと動き出す。(社会人さんからしたら、’良いな’で動くなって感じですけど。)
が、やってみるとあまりに自分で出来ない事が多い。まず、デザイン私出来ないよね?って感じで。
でも、そのたびにメディアのコミュニティの子たちに助けられたリ(本当にみんな多彩すぎる)、素敵な人を紹介して頂いたりして、超急速に進みました。もう、このスピード感がたまらなく気持ち良い。
そして、営業スキル0の私が、完全に熱意だけで生協と交渉し、なんとあそこで売り場を設けてくれることになって、ここから一気に進みました。
で、デザインの協力してくれた万由子さんが、この鬼のようなスピードの中、鬼速で対応してくれて、プロダクトが見えた瞬間、わたしはもうテンションMaxで、夜中の1時からECサイトをかちゃかちゃと立ち上げ、3時くらいにオープンしました。
ついに!!!私たちのプロダクトが世に出る!!!!
これ、楽しくって楽しくって完全フロー状態ですね。
でも、ここまでだけじゃ1円にもならないし、何のムーブメントも起こせないので、ここからですね。
走り切りたいです!!!
―この件で学んだ事とは
まだ本格始動してほんの1週間くらいですけれど、この件で、本当に沢山の事を学ばせて頂きました。
まず、何より、私は本当に沢山の人に支えられている、という事です。
自分ひとりじゃ何にも出来ないんですよ、本当に。
私が見切り発車気味に電光石火のように生協に営業をかけて取ってきて、鬼のようなスピードで形にしていく時に、鬼速で対応してくれたデザインの森さん、たくさんの示唆をくれて支えてくれたりんちゃん、かなこ、マーケティングの迷いに対し‘選択と集中’という最後の一押しをくれたユニリーバ内定者、そして市場調査に協力して下さったみなさん、、、
本当にありとあらゆる人に助けてもらっているな、と身を以て実感しました。
で、自分ひとりじゃ何もできないんだから、前もって計画的にやりましょうねっていうのが第二の学び。こんなスケジュール感、普通では絶対通用しない。駒場祭の時は、この反省を生かそう。
3つ目の学びは、プロダクトファースト、という事です。これちょっと一般の意味と違うかもしれないけれど、とにかく未完成でもなんでも最初にプロダクトを形にしてみる、という事です。
そうすると、一気にやりたい事が多くの人に伝わるし、それを起点に動き出してくれるので、ことが急速に進みますね。いうてみればこのメディアもそうで、2個でも3個でも形にしてみると周りの人にそれが伝わって、人も集まってきてくれる。Tシャツもとにかく完璧じゃなくて良いからデザインを投げてもらうと、私も案を出しやすくて一気に話が進むし、市場調査も進む。
それから、あと大きな学びが自分の感情との折り合いですね。
こういう事って自分の価値観だけで判断してはいけないから、自分的にはっていうのが通用しない。
例えば、デザインを3つ頂いて、市場調査してみたら大きく2つに票が分かれた事があって、感情的には2つ生かしたくて、どっちも出してみたくなっちゃうのだけど、予算との兼ね合いや今回のターゲットを考えたりして、「選択と集中」という判断をしました。
こういう事。自分の感情をぐっと抑えて判断する事を学びました。いつも自分基準の私には、1つ乗り越えなければならないハードルです。
という事で、こんな思いと、汗と涙がつまったTシャツです!
ぜひ、色んな方に広めて頂いて、どしどし買って頂ければ、と思います!!!
どうぞよろしくお願い致します><
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「「想いを形にMake It Happen」代表中小路が語る’可愛い東大Tシャツ’の想いとドラマ」に3件のコメントがあります