今回は東大医学部5年生、才色兼備・文武両道の賴友梨恵さんに、お話を伺いました。
理三なんて最高峰中の最高峰、ピアノもテニスも出来ちゃって、おまけにハーバードとかに留学しちゃって、、、でも高飛車な感じを一切感じさせない彼女は本当に尊敬です。
現在は、どんな研究をやっているの?
大学の授業や実習では、医学部の講義や病院実習で基礎医学・臨床医学を学んでいます。
大学の授業や実習とは別に、日頃から東大の神経生理学の研究室で、主にマウスの小脳を使って実験をしていて、神経科学学会などで発表しています。
それに加えてアメリカで研究留学する機会に2度恵まれて、去年は3ヶ月ハーバード大学で脳の海馬の研究、今年は3ヶ月弱ボストンで製薬会社ノバルティスファーマの研究インターンをしています。
こういった活動は大学のカリキュラムとしてある訳ではないのですが、自分からアクションを起こせば東大の先生方は喜んでサポートしてくださります。
アメリカでの研究活動は、新しい技術やアメリカ的なサイエンスの考え方、システムを学べるだけではなく、世界中から集まった優秀な方々と交流し、新しい視点やアイデアを得、人脈を広げるいい機会になっています。
日本でもそうですが、アメリカで様々な分野の人と繋がるのに、自分は今までこういう研究をしてきたと自信を持って言えることは私にとって強みになっています。
また、真剣に取り組んできたテニスやピアノも、色んな人と出会い繋がりを深めるとてもいいきっかけになっています。
どうしてその道へ?
研究に興味を持ったきっかけは中学1年の時に新聞で読んだiPS細胞の研究です。山中先生がノーベル賞を取られる5年前でした。
気付いたら生物の虜になっていて、新聞やネットで次々と発表される研究をフォローしなんとか理解しようと必死に勉強しました。
突き詰めていくほどクエスチョンやアイディアがわき上がり、思いの外未知の領域が大きいことに気付きました。
それから漠然と、そんな生物医学(特に脳神経系)の世界に飛び込んでみたいなと思っていました。
…東大入試は物理化学で受けましたけどね笑
将来どんなことがしたいの?
脳神経外科医としての野望
脳神経系に特に興味があり、手先と頭を使った細かい作業が好きなので、脳神経外科医になりたいと思っています。
国内外での基礎研究の経験や人脈を生かして、トランスナショナルリサーチをして、ゆくゆくは今まで誰もしなかった新しい何かクールなことをして、自分が生きた証を科学界に残せたら
…なんて野望を持っています。笑
野望です。。笑
メッセージ
自分なりの大きな夢を描きつつ、その時々で目の前にあるやりたいことに一生懸命取り組むのが一番だと信じています。
日本はまだ女性にとって働きづらい場面があると思います。
医学界だけみても臨床も基礎も男性が多く東大なんかは医学部の教授に女性はいません。
しかしアメリカでは女性も対等に働いています。
ノバルティスでの私の今のボスは2児の母です。
ハーバード大学でも女性教授もザラでした。
日本も近い将来それが当たり前になればと期待しています。
らいちゃん、ありがとうございましたー!
とても賢くて、常に幅広く挑戦している彼女は、いったいどこまで行ってしまうのでしょうー?^^
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