必要なのは、お金、時間、そして糞をかぶる勇気だけ!ラオスで像使いになった東大女子のお話

今回は、私のお友達もえの去年の夏のおもひで。ラオスで像使いになるべく、一回りも二回りも大きくなった彼女の、笑いあり涙あり〇ありの珍道中をどうぞ。

今回の記事は、こちらを参考にしています。
UmeeT「進路に迷える東大女子が就職やめて象使いになろうかと思った話」

親ハードルを乗り越え、いざ、東南アジア。え、像使い…!?

バックパックというものに以前から憧れがあったものの、都内女子校出身一人っ子ということもあり、大分過保護気味の親ハードルを越えることができず、諦めかけていました。

しかし!今回、タイの大学に1年間留学をしていたという強力な友達の助けを得、またここでは書ききれないくらい様々な契約を親と結ぶことで念願の!バックパック旅行を果たしました。
ちなみに心配性の親を安心させるためにこまめに連絡をとっていたら携帯代が優に4万円を超えてました…笑(えない)

そんな中、ラオスの古都、ルアンパバーンに到着。
日本でいう京都のような雰囲気を感じました。ベトナムのバイクの多さに辟易していた私達は、ルアンパバーンのゆったりとした空気がすっかり気に入ってしまい、滞在予定日数を伸ばすほどでした。

そんな天国のような場所、ルアンパバーンで私は象使いになりました。え?聞こえないって? もう一度言います、象使いです。

私も最初、一緒に行った友達に「ラオスでは象使いになることも予定してるよ!」とLINEで言われた時、「へ? 象使いって何だそれwww冗談でしょwwwwwそれに象って臭いしあんま好きじゃないwwwwww」と思っていてスルーしていたため、ルアンパバーンに着くまで忘れていました。

しかし友達は「象使いになる!象使いになる!!」とハッスルしているので、半信半疑のままツアー 会社に行くと…

ありました!

象使い(mahout、マフーと言います)の資格が取れるツアーが沢山あったのです!!

「本当にあるんだ!」と驚く私をよそに、さっさと2人分申し込む友達。ここまで来て引き下がるわけにもいかない! と、覚悟を決める暇もありませんでした。

いよいよ、象使い見習いとして象に乗ります!

いよいよ、象に乗ります。いえ、登ります。
象語のSONG(膝を曲げろ)を使い、曲げてもらった膝を踏み台のようにして、耳を掴んで登ります。

耳に一瞬私の全体重がかかるのが申し訳なくて仕方なかったですが、失敗するとその分何回も痛い思いをさせるので思い切ってえいやっと登りました。
耳は幸い千切れませんでしたが、断末魔のような象の心の叫びが聞こえたような気がしました…バックパック中に美味しいものを食べ過ぎたことをここまで後悔した瞬間はありませんでした。

それでもなんとか無事に登ると、ついに象を操ります。

習った象語を駆使して華麗に象をコントロール…!はできません。

全く言うことを聞いてくれません。
命令しながら象の背中を蹴るのも、最初は遠慮してポンポン、という感じですが、馬じゃないけど、「馬耳東風、象耳東風、全く聞く耳持たず」という感じだったのでしまいに思いっきり蹴っていました。

それでもほぼコントロール不能。心が折れかけます。象使い先輩のサポートを受けながら、目を離すとすぐに草むらの中に突進して草を食べ始める象を必死に道に引き戻します。

「水の中 森の中 土の中」進む様子は、お前ポ○モンかよと突っ込みたくなります。コントロールするというより何とかしがみついてると言った方が正しいような状況でした。

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下りの坂道なので上体を起こすのに必死で顔が険しい私

とは言ってもまあ緊張もそう長くは続かないので、小一時間も乗っていれば操縦はほぼ諦めて最後には空を眺める余裕なんかも出ていました。

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なんか楽しそう

慣れた頃に落とされた、爆弾

美味しいお昼ご飯をお腹いっぱい食べた後も、また乗ります。
さすがに慣れ、余裕綽々で乗っていましたが、そんな時にそれは起こりました。

私を乗せてズンズン進んで行く象。その先にあるは
「え、、、まさか入らないよねここ?!」先ほど習った「BOON BOON(水をかけろ)」という言葉が脳裏をよぎります。

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友達はめっちゃ笑顔

私の不安は的中し、象は川に入って行きました。

更にどんどん進み、ついには象全体がどっぷり浸かってしまいました。
当然、上に乗っている私達もびしょ濡れ、、、
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更に彼らは、暑い中水に入って気持ち良いのか分かりませんが、あろうことか、
川の中で糞をし始めたのです!!!しかも大量に!!!

私の足のすぐ数センチ横を糞が流れていきました、、、

それだけではありません。象使い先輩があの悪魔の言葉「BOON BOON」を使ったのです!こういう時だけ言うことを聞く象。

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それはそれは綺麗に頭の上から水をかけてくれました。

かくして私は、象の糞入りウォーターを頭の上からもろに浴びることになったのでした。。。

糞が、糞が、、、」とうわ言のように叫んでいた私に、

「大丈夫!象は草食だから臭くないし害もないよ!!」と謎な励ましをする友達。
確かに臭くはない、何なら無臭。
「あぁそうか、じゃあ糞が足の真横を流れても糞を含んだ水を浴びても平気か!」
とはなりません。なるわけもありません。
なんで私はこんなわけわからんルアンなんとかとかいうところに来てこんな目に遭っているのだろうか、、、
と遠い目になりました。基本的に環境適応能力には自信のある私ですが、これだけは慣れませんでした。

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像使い先輩楽しそう

地獄の先に見えたもの

この、象たちにとっては至福の水浴びタイムは30分程度続いたでしょうか、、、
私にとっては数時間にも感じられましたが、漸く象たちも飽きたようで、川の中を行進。

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川の中を大移動

濡れた服もあっという間に乾き、雄大な自然の中をのんびり象に乗って揺られていると、あくせくした東京の生活が夢のように感じられました。

「私は何をあんなに急いでいたのだろうか、迷っていたのだろうか、ラオスに生まれて一生象使いとして象と共に生きる生活だって良かったかもな、、、」などと考えを巡らせ、

「どんな人生が幸せかなんて、結局一人一人の価値観によるもので優劣なんてないんだな、、、」という当然のようなことを、暑さとショックとで朦朧とする意識の中感じていました。

川から上がると山道を登り、象の家へ。

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この写真をlineのプロフィール画像にしたら象使い先輩を彼氏と間違えられました(笑)

1日で計4時間以上は象に乗っていたでしょうか。感謝の気持ちを告げ、ついに象ともお別れ。

そして、ついに、、、! 象使いの資格を手に入れました!!!
必死に背中にしがみついていたことも、糞まみれの水を頭からかぶったことも、全てはこの時のため!!!

この瞬間から私は、象使い金子萌(22)となったのでした。
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像使い、金子萌
GE POCKET CAMCORDER
一緒に訓練を乗り越えた仲間達とパシャリ

必要なものはお金、時間、そして糞をかぶるちょっとの勇気だけ!

得られるものは度胸と象への愛と、象語の知識。

「タフグロ(タフでグローバル)」を目指す東大生にとっては、最もコスパの良い資格と、自信を持ってお勧めします!

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